mtsrs’s diary

放送大学の授業の感想を記録していく

2021年2学期 放送大学授業感想

日本文学と和歌(’21)

古代からの和歌の歴史を時代に沿って解説。持統天皇の時代から明治の桂園派までをカバーする。授業自体は基本的に印刷教材を読み上げていく物だが、文学的解釈や和歌の技法など一度聞いただけでは理解するのが難しい部分も多々ある。この科目の秀逸なところは渡部泰明先生の朗々とした和歌の読み上げにあると思う。東大在学中に野田秀樹と共に夢の遊民社を立ち上げた渡部先生の演劇青年の魂のようなものを感じた。試験は選択式で私が受験した際は教科書を参照できたので簡単だった。

 

初歩からの数学(’18)

高校レベルの数学を一通りやり直していくといった趣の授業。高校の途中から数学を遠ざけてきた私にとってはチャレンジではあったが、復習をすれば試験は十分合格できるレベルでついていくことはできた。放送授業での隈部先生とアシスタントの掛け合いがなんとなく不思議で微笑ましい。私が受験した時の試験は時間制限のない自宅受験であったため、時間を気にせずに取り組めたため簡単だった。

 

演習初歩からの数学(’20)

初歩からの数学(’18)と並行して受講。放送授業で習った内容を自分の手を動かして解いてみる練習として有用な授業。講義部分も放送授業の補足となって良い。

 

初歩のスペイン語(’17)

正直なところあまり魅力的なテキストや授業ではなかった。この授業を受ける前にNHKラジオのまいにちスペイン語を聞いていたため、文法事項はある程度馴染みがあったので理解に苦労はしなかったが、スペイン語スキットの内容などに面白味はあまりなく、とても淡々と進んでいく授業だった。パロマトレナド先生はNHKラジオでも出演していてそちらの方が楽しそうにされていた。そのせいか分からないけど私が受講した2021年の後期を最後にこの授業は終了し、放送大学スペイン語科目は消滅した。